埋没毛の原因と対策!脱毛で解決できる?
腕や脚をよく見てみると、体毛が皮膚の下で成長してしまっていることがよくあります。そのような毛が皮膚の下に埋もれた症状を「埋没毛」と呼びます。
見た目もあまりよくないため、すぐにどうにかしたいと考えてしまいますが、炎症などの肌トラブルに繋がる恐れもあるので、無理矢理取り出そうとしてはいけません。今回のコラムでは、埋没毛の原因や適切な対策を解説するので、美肌を維持するためにもぜひ参考にしてみてください。
・埋没毛とは?
・埋没毛に悩まされる人は多い
・埋没毛の原因は何?
・埋没毛は取り出せる?
・脱毛以外の埋没毛対策
・埋没毛の根本的な解決方法
・光脱毛とレーザー脱毛の違いは?
・正しい対処法で埋没毛の悩みを解決
埋没毛とは?
本来、体毛は皮膚の表面から出て徐々に成長していきますが、何らかの理由で皮膚の下に埋もれてしまった体毛のことを「埋没毛」と呼びます。間近で見ると、薄皮の下に体毛が透けて見え、プツプツとした黒い点が目立ってしまいます。
体毛が生える箇所であれば、どこでも埋没毛を引き起こす恐れがあるため、きちんと原因を突き止め、適切に対処する必要があります。
埋没毛に悩まされる人は多い
実は全体の7割以上の女性が埋没毛の経験があり、中にはコンプレックスを抱いてしまっている人も少なくありません。そのため、まずは埋没毛は誰にでも起こる可能性があり、決して珍しいことではないということを理解しておきましょう。
ただ、しっかりと対策を施すことで埋没毛の発生を抑えることができます。既に埋没毛に悩まされている人であっても、これから対策することで少しずつ改善されていきます。
埋没毛の原因は何?
それでは埋没毛を引き起こす原因を解説していきます。主に以下の三つの原因が挙げられるので、一つひとつチェックしておきましょう。
- 誤ったムダ毛処理
- 乾燥肌
- 肌質・毛質
誤ったムダ毛処理
埋没毛を引き起こす原因の一つは、誤ったムダ毛処理を行っていることです。例えば、カミソリや毛抜きは手軽にムダ毛をきれいに処理できる一方で、肌に与える負担が非常に大きいです。
皮膚は強い刺激を受けると、自らを守るために角質層を厚くする性質があります。それによって体毛が表面に出づらくなってしまい、埋没毛を引き起こします。また、カミソリや毛抜きによって体毛が根本付近でちぎれてしまうことも、皮膚の下に潜り込んでしまう原因になります。
乾燥肌
乾燥肌は皮膚に含まれる水分量が少なく、外的刺激を受けやすい状態になっています。そのような理由でも角質層が厚くなってしまう恐れがあり、埋没毛を引き起こすリスクが高まります。
寒い季節は特に肌が乾燥しがちなので、適切なスキンケアで肌を保湿することが大切です。
肌質・毛質
乾燥肌以外にも、もともとの肌質、あるいは毛質によって埋没毛を引き起こしてしまう場合があります。
例えば、腕や脚は全身の中でもムダ毛を処理する頻度が高い部位であるため、埋没毛を起こしやすい肌質・毛質に変化している可能性があります。そういった意味でも、正しいムダ毛処理を徹底することは埋没毛対策として非常に重要度が高いと言えるでしょう。
埋没毛は取り出せる?
埋没毛になってしまった場合、皮膚を剥がし、潜り込んでしまっている体毛を抜こうとする人も多いですが、肌に大きなダメージを与えてしまいます。肌トラブルに繋がる恐れがあるほか、ダメージを負った皮膚がメラニンという色素を生成し、色素沈着を引き起こす可能性があります。
ターンオーバーを繰り返すうちに古い角質が剥がれ、埋もれていた毛が表面に出てくるので、基本的には何もしなくても自然に改善されます。ただ、ターンオーバーの周期は1,2カ月程度なので、きれいな肌に戻るまで時間がかかってしまいます。
埋没毛の治し方・予防策
それでは埋没毛を引き起こした場合はどうすれば良いのでしょうか。正しい治し方や、埋没毛にならないための対策を解説いたします。
角質ケアをする
皮膚の下に埋もれてしまった体毛を表面に出すには、角質ケアで古い角質を取り除くことが有効です。ピーリングとも呼ばれますが、以下のように様々なアイテムが販売されています。
- スクラブ洗顔料
- ピーリングソープ
- ピーリングジェル
- 角質美容水
角質ケアは埋没毛対策だけでなく、スキンケア・エイジングケアとしても有効です。自宅でも気軽に行うことができますが、やりすぎると反対に肌を傷つけてしまうので、必ず使用用途を守りましょう。
皮膚科を受診する
埋没毛によって炎症や腫れを引き起こしてる場合には、放置しておくのもよくありません。素早く的確に対処することが求められるので、皮膚科を受診することをおすすめします。自分だとどうしようもない場合でも、適切な医療措置をしてもらう、あるいは医薬品を処方してもらうことで、改善が見込めます。
場合によっては、埋没毛を取り出すために皮膚を切開しますが、あくまで安全な医療行為であるため、自分で肌を傷つけるより遥かにリスクが低いです。
ムダ毛処理には電気シェーバーを使用する
既に解説した通り、カミソリや毛抜きは肌を傷つけるリスクが高く、埋没毛を引き起こしやすいです。反対に埋没毛を起こしにくいムダ毛処理としては、電気シェーバーが挙げられます。肌への負担が少ないだけでなく、剃れるのは肌の表面に出ている体毛のみということもあり、埋没毛を引き起こしにくい処理方法だと言えます。
保湿を欠かさない
埋没毛の原因の一つである乾燥肌を防ぐためには、普段から十分に保湿する習慣を身に付けることが大切です。
- 化粧水
- 美容液
- 乳液
洗顔後は上記の美容グッズを使用し、乾いた肌に水分を補填、かつそれを逃がさないようにしましょう。毎日保湿することで徐々に肌が柔らかくなり、埋没毛を引き起こしにくい肌質になっていきます。
埋没毛の根本的な解決方法
より根本的な埋没毛の対策としては、脱毛して体毛そのものが生えてこないようにすることが挙げられます。埋没毛に悩まなくなるほか、以下のようなメリットがあります。
- ムダ毛処理の手間がなくなる
- 肌がきれいになる
- 化粧ノリが良くなる
何度も施術を受ける必要があるため、ある程度の時間と費用はかかりますが、その分多くのメリットを得ることができます。実際、脱毛の需要は年々高まり、近年は若い女性に限らず、男性や子ども、ご高齢の方まで、老若男女問わず高い人気を得ています。
光脱毛とレーザー脱毛の違いは?
現在の脱毛は、脱毛サロンで受けられる光脱毛と、医療脱毛クリニックで受けられるレーザー脱毛の2種類があります。医療行為に該当するレーザー脱毛の方は効果が高いですが、光脱毛にも以下のようなメリットがあります。
- 痛みが少ない
- 料金が安い
- 頻繁に施術を受けられる
また、近年は脱毛技術の向上により、光脱毛でも十分な出力で脱毛できるようになっています。脱毛が完了するまでにかかる回数や顧客満足度も、レーザー脱毛とほとんど差がないというデータもあるため、安心してご利用いただけます。
正しい対処法で埋没毛の悩みを解決
埋没毛は見た目も良くなく、つい埋もれている体毛を抜きたくなってしまいます。しかし、解説した通り、自分で無理に埋没毛を何とかしようとするのはリスクが高いです。角質ケアを行うか皮膚科を利用し、適切に対処しましょう。
また、日頃から埋没毛を引き起こさないための予防策を講じることも大切です。ムダ毛処理や保湿が挙げられますが、脱毛ならもっと根本的な問題を解決できるので、ぜひ検討してみてください。