脱毛を始めるタイミングはいつ?施術を早く終わらせる方法を解説!
脱毛サロンの利用者数は年々増加していますが、「脱毛効果はすぐに表れるわけではない」という点に注意しなければいけません。例えば、全身脱毛を完了させるためには、数カ月~数年ほどの期間が必要で、短期間でツルツルの肌になることは難しいです。
今回のコラムでは、脱毛を開始するのに適切なタイミングについて詳しく解説します。仕組みを理解して、効率良く脱毛しましょう。
・脱毛を始めるタイミングはいつがおすすめ?
・毛周期とは?
・秋から冬に脱毛を始める理由は?
・毛周期は部位によって異なる
・脱毛すると毛周期は変化する
・脱毛以外に毛周期が変化する要因
・脱毛間隔を空けるデメリットはある?
・期間に余裕を持って脱毛しよう!
脱毛を始めるタイミングはいつがおすすめ?
暖かい季節になると肌を露出する機会が増加するため、春から夏にかけて脱毛サロンの利用者は増加する傾向にあります。ただ、「毛周期」の仕組み上、脱毛施術を受けてから体毛が生えてこなくなるまでにはある程度の期間が必要であり、直前に脱毛を開始しても夏には間に合いません。
そのため、脱毛を開始するタイミングは秋から冬の間がおすすめです。それくらいの時期に脱毛を開始すれば、夏までにツルツルの肌になれる可能性があります。
毛周期とは?
脱毛が完了するまでに時間がかかるのは、「毛周期」が関係しているためです。毛周期とは、体毛が生え変わる循環リズムを指し、効率良く脱毛するためには、この毛周期を理解することが不可欠と言っても過言ではありません。
実は肌の表面に生えている体毛は全体の15~20%程度であり、残りの毛根は肌の奥の部分に埋まっている状態です。そして脱毛機が効果を与えるのはあくまで表面の体毛のみであるため、最低でも5~6回は施術を受けないと、体毛が生えなくなることはありません。
体毛の状態は以下の4段階に分けられます。以下、一つひとつ解説していきます。
- 成長前期
- 成長後期
- 退行期
- 休止期
成長前期
発毛を促す「毛乳頭」の指示により、毛根から毛が生え始める時期を「成長前期」と呼びます。これからどんどん毛が生え始めることになり、最も脱毛効果を受けやすい時期にあたります。
成長後期
肌の表面にはっきりと生えている体毛は「成長後期」に分類されます。成長前期に並び、こちらも脱毛効果を受けやすい時期にあたります。
退行期
徐々に成長が止まり、毛が細く薄くなっていく時期を「退行期」と呼びます。脱毛効果をあまり受けず、上手く光が照射されなかった毛根からは再び毛が生えてきてしまいます。
休止期
毛根が機能を停止している状態を「休止期」と呼びます。次に生える毛の準備をしている段階になりますが、肌の奥に埋まっており、脱毛効果を受けることはありません。
秋から冬に脱毛を始めるメリットは?
先ほど「脱毛を始めるなら秋から冬がおすすめ」とお伝えしましたが、そのメリットは夏に間に合うということ以外にもいくつか存在します。
日焼けしにくい
肌が日焼けをした状態で脱毛すると、脱毛機が黒くなった肌を誤認し、火傷を負ってしまったり、十分な効果が発揮されない恐れがあります。また、脱毛後の肌は少なからずダメージを負っている状態であるため、そこに紫外線を受けると、肌トラブルを引き起こしてしまう場合があります。
つまり、基本的に脱毛前後の日焼けはNGであり、日焼けしやすい夏は脱毛を開始する時期としてあまり適していないということになります。
汗をかきにくい
汗は多くの雑菌を含んでおり、清潔なタオルや汗拭きシートなどできちんと拭き取らないと、ニキビを始めとした肌荒れを引き起こすことがあります。脱毛によってダメージを受けた肌はその可能性がより高まってしまうため、汗をかきにくい秋から冬が、脱毛を開始するタイミングとしておすすめです。
混雑せず、予約が取りやすい
一般的に春から夏は脱毛サロンの利用者数が増加し、人気サロンなどはなかなか予約が取れなくなってしまいます。特に週末は混雑することが多いですが、反対に、秋から冬は比較的予約が取りやすい傾向にあります。
脱毛を開始したばかりの時期は毛周期のサイクルも早いため、秋から冬の間にスタートすることでスムーズに施術し、早く脱毛を終えることができます。
毛周期は部位によって異なる
早く脱毛を終わらせるためには、毛周期に合わせて施術を受けることが大切ですが、実は身体の部位によって毛周期は異なります。個人差はありますが、各部位の平均的な毛周期は以下のようになっています。
- 顔:1カ月~2カ月
- ワキ:2カ月~3カ月
- 腕:2カ月
- 脚:1ヶ月半~2カ月
- VIOライン:1カ月半~2カ月
部位によって毛周期は少しずつずれが生じるため、全ての部位に対し、最も効果が高いタイミングで施術を受けることは困難です。もともとの毛の量や濃さも部位によって異なるため、どのタイミングで施術を受けるのが最も効率的か、カウンセリングでサロンスタッフのアドバイスを受けることが大切です。
脱毛すると毛周期は変化する
脱毛には、脱毛効果だけでなく、制毛・抑毛効果もあります。つまり、施術を受け続けることで体毛が生えてこなくなるだけでなく、毛自体が細くなったり、生えてくるスピードが遅くなる効果があるということです。
それに伴い、毛周期は徐々にゆっくりとしたサイクルになり、脱毛を始めた頃に比べ、長い間隔を空けられるようになります。
短い間隔で施術を受けても全く効果がないわけではありませんが、余計なコストがかかってしまう恐れがあるため、体毛の減り具合に合わせ、施術を受ける間隔も調節することが望ましいです。
脱毛以外に毛周期が変化する要因
脱毛以外にも、毛周期を変化させてしまう要因には以下のようなものがあります。
- 毛抜きを使用する
- ホルモンバランスの乱れ
効果的に脱毛するためにも、日頃からこれらの要因には注意しておく必要があります。
毛抜きを使用する
毛抜きは体毛を無理やり抜いてしまうムダ毛処理であるため、毛周期を乱してしまう恐れがあります。肌を痛めてしまうこともあるので、脱毛中の使用はあまりおすすめしません。
その他、ブラジリアンワックスや除毛クリームも毛根から体毛を処理し、毛周期を乱してしまうため、普段のムダ毛処理には、毛周期への影響がなく、肌への負担も少ない電気シェーバーがおすすめです。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れも毛周期のサイクルに影響を与えてしまう場合があります。
- 暴飲暴食
- 睡眠不足
- ストレス
- 喫煙
このような生活習慣がホルモンバランスを乱す原因になってしまうため、日頃から規則正しい生活を心がけることが大切です。
脱毛間隔を空けるデメリットはある?
先ほど、脱毛の間隔が短すぎると、十分な効果を得られないことがあると解説しましたが、反対に「間隔を空けすぎると何かデメリットがあるのか?」という疑問を抱く方も少なくないでしょう。結論をお伝えすると、間隔を空けすぎても脱毛の完了が遅れるだけで、それ以外には特にデメリットはありません。
「間隔を空けたらまた毛が生えてきてしまった」と勘違いしてしまう方も少なくありませんが、それは休止していた毛根から再び毛が生えてきただけで、脱毛効果はしっかりと残っています。再び施術を受けることで、きれいに脱毛することが可能です。
期間に余裕を持って脱毛しよう!
脱毛を始めるタイミングとしては秋から冬の間がおすすめですが、きれいなツルツル肌を手に入れるためには長い期間を要するため、余裕を持って脱毛サロンを利用することが大切です。毛周期を理解することで、効率的かつ素早く脱毛することが可能なので、カウンセリングでサロンスタッフとよく話し合ってから脱毛していきましょう。